<<< ストーリー >>>


「6月7日、正午ちょうどに駅前で麻生朱美(あそうあけみ)は交通事故で死亡する」

6月4日の朝、昭堂沖臣(しょうどうおきおみ)は気付くと見覚えのない手帳を発見した。
書いてあるのはその一行だけだが、その筆跡はあまりに見覚えのあるものだった。
そう、それは自分の筆跡だったのだ。
不気味に思った沖臣はこの手帳を捨て去るが、数時間後、何故か捨てたはずの手帳がポケットの中に入っていた……。

何度捨てても戻ってくる不可思議な手帳。
だがもしもこの手帳が何かしらの不思議な力を持っているのなら、書かれている内容ももしかして……?

そんな疑念を抱いた沖臣は半信半疑ながらも6月7日、駅前に足を運ぶ。
そして目にしたのは――朱美が車にはねられて亡くなってしまう場面だった。

動揺する沖臣はあの手帳を思い出す。取り出した手帳はどういうわけか半透明になりいまにも消えそうになっているではないか。

「また6月4日に戻ろうとしてるのか!?」

混乱しながらもそう考えた沖臣は消えかかった手帳に必死に書きこんだ。これが本物であると4日前の自分が思うような一文を。
過去の自分に、今度こそ彼女の死を回避してもらうために。

そして手帳は光の塵となり消え去り――

――時は戻る。

6月4日。
沖臣の部屋には見慣れぬ手帳があった……。



沖臣はこの不思議な手帳を使って、憧れの女性、朱美の『死』の運命を回避出来るのか?
これは、たった4日間の物語――。





<<< ゲームシステム >>>


手帳を上手く駆使して、朱美の死を回避するのが目的となります。
ただしこの謎の手帳にはいくつかのルールが存在します。

1.一度書いたものはいかなる道具を使用しても消せない
2.一人が使用出来るページ数は5ページまでである
3.書いた文章は本人以外は読みとれない
4.10回繰り返すか、所有者の記述可能ページが全て埋まった次の使用で手帳は消失する

これらのルールを元に、プレイヤーは4日間を進めていきます。



攻略のための7つのポイント!

ポイント1:手帳の書き込みは慎重に!
一度書いたメモは消せず、また使用すればするほど手帳は埋まってしまいます。
重要だと思われる情報のみを取捨選択し、記入してください。
あまり無駄な情報ばかりを集めてしまうと、いざ重要な情報を手に入れたときに書きこめない、という場合も発生します。注意を。

ポイント2:詳しく書くか、大雑把に書くか
一つの情報量が多い場合、書きこむ量が増えます。その分手帳の寿命も短くなります。
そのため、場合によっては「行数を増やしてでも詳しく書く」か「大雑把に書いて行数を節約する」かを選べる場合があります。
それは詳しく書いておかねばいけないのか、おおよそわかっていれば良い情報なのか。検討して記入することを心掛けましょう。

ポイント3:主人公の記憶がループしているわけではない
プレイヤーは何回もループしているのでどういう行動を取った場合にどういう結果が待ち受けているかを知っています。
ですが主人公は記憶がないのでそんなことはもちろんわかりません。手帳に書かれていないとわからないのです。
逆を言えば、手帳に書かれてあることで気付き、新たな行動が出来るようになるかもしれません。
プレイヤー≠主人公であることを念頭に置いてください。

ポイント4:同じ場所には常に同じ情報しかない、とは限らない
同じ場所でも違う日に行けば違う情報があるかもしれないし、同じ日であったとしてもこれまで集めた情報から何か新しい発見があるかもしれません。
一度行ったからもう良い、という考えは大きな情報を見逃す原因となるので注意しましょう。

ポイント5:過去が変われば未来も変わる
手帳が巡るのは4日間のことです。
しかし、1日目や2日目で朱美本人にも直接関与するような大きな行動を起こした場合には、3日目や4日目もまた大きく変化します。
あるいは手帳に書かれてある事態が起こらず、役に立たないことがあるかもしれません。
序盤に何か行動する場合には、その辺りの覚悟を持って行動してください。

ポイント6:手帳は他の誰にも見えない。でも……。
人間は喋る生き物です。手に入れた情報を誰かに伝えることだってもちろん出来ます。
一人で到底どうにもならないと思ったら、時には誰かに頼ったり助けを求めるのも一つの手です。

ポイント7:手帳が全て埋まってしまったら
10回を待たずして、その次のループがラストとなります。手帳に記された全ての情報を元に、朱美を救いだしましょう。